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2013年11月15日金曜日

中学校での成果と課題

2005年7月と、論理エンジンを本格的に紹介し始めたことの交流会での記録です。
レベルは現在の構成と異なります。

【生徒の取り組み状況について】
①昨年度の取り組み
  中学1年生:レベル1~17
  中学2年生:レベル1~20,レベル41~49 
  中学3年生:レベル1~38 

 3年生:「レベル20~レベル60」
 成績不振者,特に記述問題を見ただけであきらめる生徒をなくしていきたい。そのため,図式化・抜き出し・答え方の形式などは,印のつけ方・答えの作り方を授業で強調しながら,しっかりと説明していく。これは成績上位層にとっても,効果がある。減点を少なくすることができる。また、「フィーリング」ではなく正しい論理を自分のものにできる内容である。レベル40までは,スピードよりも確実な考え方の定着を重視している。

15分ほど時間を与え,その場で解かせている。場合によっては設問を指示している。
机間巡視をしながら,ミスの特徴,スピード,意欲,理解度をチェックする。
解説は生徒を中心に担当している。②を参考に生徒を選抜している。
質問に対応する。
残りの問題を宿題とする(ほとんどの場合,授業とあわせてレベルが1進む程度)。生徒の状態を見て,演習を進める場合もある。現在は,週に1,2時間程度扱っており,内容によってはまとめて自学の宿題としている。


【効果】
 3年生 
集中力に欠ける生徒が,自分の手で書き込むことの充実感を感じている。
レベルが進んでいることが自分でもわかるので達成感を感じている。
文章の図式化に興味を持って取り組んでいる。
対比関係など,構造をつかもうとすることで,接続詞・副詞・助詞などの働きに着目できるようになってきた。
記述問題の基本は,抜き出した後に調整するとうまくいくということを認識するようになった。
国語の授業においても,解説や板書が効率的に進みやすくなった。

【課題】
自宅において自力で解いてきてもらって,学校で解答と解説を行っている。問題を丁寧に読みじっくり考えて解いてほしいのだが,生徒によって取り組みに差がある。
毎日の授業で扱っているが,教科書との兼ね合いもあり,十分な時間が確保できない。
授業ではそれなりに取り組んでも,宿題だとなかなかやろうとしない生徒がいる。回収    しチェックしても,理解度がみえにくいことがある。
→理解度,集中力,スピードなどの自己チェックシートを作ろうと考えている。
意欲もスピードもある生徒は,ある程度独走させてよいのか。今のところは足並みを揃えている。

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