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2015年2月2日月曜日

中学校での使い方 問題集とサンドイッチ

東大進学者も出している、大学付属中高で話を伺ってきました。国語科としては、センターを意識して読み取りの力をつけることを共通課題としています。

進度で言えば、中学1年生でOSの1と2、2年生で3と4、3年生で進度調整をする、という体制です。
週5時間のうち2時間が論理エンジンで、論理エンジンをやった次の時間に問題演習の時間をとり、論理エンジンでやったことを意識させる、というサンドイッチのカリキュラムです。
問題集は、Winpassを使っていましたが、基本と発展があるということでαスタンダードに代えたそうです。できる子は、発展もするということです。
文法は論理エンジンが先行しますので、教科書で確認します。教科書は、光村は評論がやや弱い感じがするので、バランスのよいという評判の浜島書店にしたということです。
誌上講義は、単元が終わったときの復習や、定着させたいところで使うなど柔軟な使い方をしています。
中学で論理エンジンは終えますが、高校でも枕詞のように「論理エンジンでは」と、説明されるそうです。

成果として実感されていることとしては、どの言葉がどの言葉にかかっているかというトレーニングをしっかりとすることで、言葉の関係を意識して理由づけを探す、という見方が身に付くと言います。教科書だけでは難しいこの意識付けができる点が良い、ということでした。
外部受験をして入ってくる高校1年生と比べると、他教科では外部受験グループが高いのですが、国語は内部進学者グループが高いことも、中学校で論理エンジンをしている成果だと捉えていました。

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