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2013年12月11日水曜日

テーマ別話し合い

(平成18年度 研究会紀要より)

○クリアテストが合格できない生徒への指導

不合格でも問題にない。何が問われているか、何を考えて解くべきかが確認されていることが重要。合格しても、そのレベルのことを理解していない場合もある。
合格しない生徒を夏休みや月に数回、学年混合クラスで学びあいをさせる。

レベル30までは言葉の扱い方の基本の訓練なので、時間をかけすぎて全体が見えてこないと生徒のやる気が落ちることもある。使っていくうちに身に付くもの。
どのレベルができていないかの記録はつけるべきで、その要因を確認することが大事。


インタビューゲームをして紹介文を書かせて発表、など短い時間で文章を書く時間を設け、上達していることを感じる機会もよい。

友達同士で採点させ、友達の学習に貢献しているという感覚が大事。

グループでテーマを決めて話し合う。各人が理解していることを話し合う。


○モチベーションを維持する工夫

大学入試問題を2か月に一度くらい実施。

中3と高1を同じ講座で実施するのは非常に効果的。高1がものすごく集中力を発揮する。
中3もその雰囲気にのまれてまじめに勉強する。夏休みはできるだけ一緒にさせる。

授業中にレベルクリア問題に合格した生徒に、「○○さん、レベル10合格」と大きな声でみんなの前で言う。

センター試験の小説をさせ、論理エンジン的に考えさせて、もう一度別の年度のセンター試験の小説をさせ、点数が上がったことを実感させた。

クリアテストをした都度、その結果を一覧にして、その推移を張り出す。

以前は予習→添削→講義→クリア問題のサイクルでやっていたが、今は添削までは自分でさせるようにして、授業では講義とクリア問題のみ。やってこない生徒はクリア問題で不合格となる。隣同士交換して採点させるので、生徒がクラスメイトとの差を感じ、まじめに取り組むようになる。

長文がでるレベルに入ったとき、「簡単に答えを出さない」「決定的な決め手を絞り込む」「キーワードを2つに絞る」「論点がまとまっているところを見つける」「登場人物の気持ちが出ているところに線を引く」「この本文は2分半で読む」など、その都度テーマを示す。

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