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2014年3月5日水曜日

先生による学び合い

論理の匠である開智高校の加藤先生による授業力向上セミナーの4回目が行われました。

① OS3の実践授業(1年間の指導のゴールイメージを持つ)
② 次年度の導入期における指導上の留意点の共有
をテーマとした先生がたの学び合いにより進められます。
http://www.kato-katsumi.net/archives/68096469.html

教科会は教科指導力の向上、学年会は生徒指導力の向上を目的に話し合いが行われる場ですが、そうした場において学びが生じるためにはいくつか気を付けておくべき点があるように思います。

一つは、目的です。
この場において話し合うことは、どのような目的をもっているのか、どのような目標を実現するためなのかを認識しておく必要があります。まず、論理エンジンを通じて、生徒にどのような力をつけたいのか、を確認する必要があるでしょう。教科会でいえば、「生徒は何を学ぶのか」「生徒がどのような状態になればよいのか」という点を共有しておく必要があると思います。それが、加藤先生のセミナーにおける①ゴールイメージの設定、ということになろうかと思います。

二つ目は、どのように測るのか、です。
自分たちの目的や目標が実現しているかどうかを測るためのものさしを決めておく必要があります。教科会でいえば、「生徒が学んだかどうかをどのように測るのか」ということになります。論理エンジンの場合、これはクリアテストになりますし、加藤先生のセミナーでは答案に至る過程を参加者が説明や板書により言語化し、可視化するということになろうと思います。

三つ目は、測った結果、どうするのかです。
自分たちの目的や目標が実現しているかを測り、うまくいっていなかったらどうするか、うまくいっている場合はどうするかを考える必要があります。論理エンジンの場合でしたら、OSやクリアテストの出来具合を判断して、できている/できていない場合にどのような対応をするのかを考えること、教科会でいえば定期テストや模試分析をした結果どのような授業を行う必要があるのかを考える必要があります。加藤先生のセミナーでは、②次年度の指導上の留意点、がこれに該当します。

上記のことを踏まえた学び合いの場を設定することで、先生同士の話し合いや生徒同士の話し合いがより実りのあるものになると思います。


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