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2014年1月24日金曜日

センター試験と論理エンジン

センター試験の振り返りをしている学校も多いと思います。
一度、ある学校からデータを提供いただいて、
レベルクリアテストの通過率とセンター試験の得点率の関係を調べてみたことがあります。
結論としては、

指示語が示す点を正確に把握する
選択肢を客観的に消去する
分掌の対比構造を把握する
会話から登場人物の心情を把握する

に対応するクリアテストの出来とセンターの得点率に関係があるという、当たり前のことが分かっただけですが、学校でやる場合はもう少し意味のある結果になる気がします。
次のような作業をしてみると良いのではないでしょうか。
高1、高2のクラスを想定しています。

1.論理エンジンのクリアテストの通過率の表を作る(縦:個人名×横:ステップ ○・△・×)
できている生徒とできていない生徒が分かれている個所や、間違いのパターンの仮説を作る。

2.H20-H22のセンターの過去問を解き、大門別の正答率を記録する。可能なら、間違いのパターンを分析する。

3.1と2の結果を照合し、そのクラスで特に留意すべき点や、間違いやすいポイントを明らかにする。


模擬テストと違い、細かい頻度で実力を確認できるのも論理エンジンのメリットです。
それを他のデータと有機的につないで分析することで、より生徒の力を伸ばせる教育ができるのではないでしょうか。

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